顎関節とは
顎関節(がくかんせつ)とは、耳の前あたりにある、あごの骨と頭の骨をつなぐ関節のことです。口を開けたり閉じたり、話したり、食事をしたりする際に重要な役割を担っています。
顎関節は、関節の中にある「関節円板(えんばん)」と呼ばれるクッションのような組織によって、スムーズに動く仕組みになっています。

顎関節症とは
顎関節症(がくかんせつしょう)とは、顎関節やその周囲の筋肉に異常が起こることで、さまざまな症状が現れる状態を指します。
特定の年齢や性別に限らず、誰にでも起こる可能性があり、近年ではストレスや生活習慣が関係しているケースも増えています。
顎関節症の原因と症状
原因
顎関節症は、一つの原因だけでなく、複数の要因が重なって起こることが多いのが特徴です。
- 歯ぎしり・食いしばり
- かみ合わせの乱れ
- ストレスによるあごの緊張
- 頬づえ・うつ伏せ寝などの生活習慣
- 外傷(あごの打撲など)
主な症状
次のような症状が見られる場合、顎関節症の可能性があります。
- 口を開けるとあごが痛む
- 口を大きく開けにくい
- あごを動かすと「カクカク」「ジャリジャリ」と音がする
- 食事中にあごがだるくなる
- 耳の周りやこめかみに痛みを感じる
※症状の現れ方や程度には個人差があります。
顎関節症の治療法
顎関節症の治療は、症状や原因に応じて段階的に行うことが大切です。多くの場合、手術をせずに改善が期待できます。
生活習慣の改善・セルフケア指導
あごに負担をかけている癖を見直します。
- 食いしばりの緩和
- 頬づえや歯ぎしりへの注意
- あごのストレッチや体操の指導
- 就寝時の体勢
マウスピース(スプリント)治療
就寝時などにマウスピースを装着し、歯ぎしりや食いしばりによる顎関節への負担を軽減します。
かみ合わせの調整
必要に応じて、かみ合わせのバランスを整える治療を行います。
痛みへの対応
炎症や痛みが強い場合は、症状を和らげる処置を行い、無理のない治療計画をご提案します。
早めの受診をおすすめします
顎関節症は、放置すると症状が慢性化することがあります。あごの痛みや違和感を感じた場合は、早めにご相談ください。
当院では、丁寧なカウンセリングを行い、患者さま一人ひとりに合った治療方法をご提案しています。